【Season Trends】 今年流行りのバレンタイン予測

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「バレンタイン」 TV露出における傾向(去年・2ヶ月比較)
露出数は増加傾向で1月中旬から始まり、2月中旬まで露出

「バレンタイン」について2016年の前月を含めた2ヵ月のTV露出推移について表したものが下記になる。
露出量は2/12がピークとなり、2/14の当日よりも前の露出数の方が多かった。2015年は2/13がピークとなっており2/14が日曜日であったことも影響していると思われ、2017年は2/14当日まで露出が継続することが予想される。

 露出内容からはレシピや限定スイーツといった例年取り上げられている内容が多い中、“新感覚・ユニーク”といった新しさを取り入れた商品、「家族チョコ」や「逆チョコ」等のバレンタインの多角化についても取り上げられていた。

バレンタイン WEBニュース露出推移

「バレンタイン」 SNS露出における傾向(過去2年・2ヶ月比較)
露出は減少傾向で1月下旬から2月中旬まで発信

 2016年と2015年の前月を含めた2ヵ月のSNS露出推移について表したものが下記になる。露出はやや減少傾向な中でも、Twitter では“ユニークなチョコ”の写真をするユーザーが多かった。話題性や差別化を図るためにメーカーやスイーツ店がユニークな商品を販売していることに加え、Twitterユーザーが個人で作った一風変わった面白チョコを投稿しており話題となった。

バレンタイン SNS 2015/2016 露出推移

 Twitterに加え、Instagramのアプリ利用者が2016年4月に1,000万人を突破し写真投稿アプリとして確立してきている。利用者数の増加に伴いSNSにてハッシュタグを用いたキャンペーンも増加傾向となることが推察できる。チョコの紹介として投稿されるだけでなく、キャンペーン参加による投稿が増加すれば2017年はSNSでの露出は増加傾向となるだろう。

望月 優美
望月 優美
水上印刷株式会社
消費トレンド研究所 Season Trends 編集長
HP:http://www.mic-p.com/
-Profile-
1985年生まれ、東洋大学出身。2008年水上印刷に入社。営業部にて劇団やメーカーなどのクライアントを担当し、幅広い印刷製品に携わりながら、2014年に結婚。
二子玉川エリア在住。一女にも恵まれ、2016年より在宅ワークスタイルにてSeason Trendsの編集長を務める妻兼母兼ワーキングウーマン。
主に、母親目線の一消費者として、働く社会人目線の一消費者として、季節催事に関わる消費トレンドを研究する。